家の大きさと収納の話
結論から言えば、どれだけ広い家にしても人は収納不足に陥ります。
家づくりをする時、物や空間の使用頻度について考えるのが大切です。
人って不思議なもので、与えられたスペースを埋めちゃうんです。
与えられたスペースが極端に少ないと、収納術について調べて、100均等を駆使して効率よく収納します。
しかし広々とした収納スペースが与えられると、ちょっと仮置きのつもりで雑に置いて、それがずっと続いたりします。
今の時代、捨てるのも手間とお金がかかります。
そのため置ける限り置いておこうというのが正直な気持ちだと思います。
物理的に置ける量の問題が広さに関連し、埋まるまでの時間を決めるわけですが、早かれ遅かれ収納空間は埋まってしまうんです。
そこで皆さんは「この家収納少ないわ」と思ってしまいます。
では、収納不足に陥らないためにはどうしたら良いのか。
それは物に居場所を与えてあげることです。
掃除機はここ、タオルはここ、本はここ等、家づくりをする際、自分の荷物の居場所を図面に描いていきます。
それで設計士さんにスペースが十分か、どれぐらい余力があるか相談してみて下さい。
逆に、居場所を与えられない物はご自身にとって実は不要な物だったりします。
居場所の与え方は、「いつ、どこで、どうやって使うか」を考えてみることです。
これが思い描けない物は、使用頻度が著しく低く、無くても生活できちゃうことになります。
今家づくりを考え中の方は、間取りが手元にある状態で収納について考えてみて下さい。
意外と居場所が余って、規模縮小することができて、コスト削減につながるかもしれませんよ。