時代が求めた、漆喰壁の復権。
自然のことから住まいのことまで、知らなかったことがいっぱい!既成概念を打ち破るうんちく話。
今回は「目から鱗のうんちく話 part4」ということで、「時代が求めた、漆喰壁の復権。」無添加住宅にまつわるうんちくをお話します。
時代が求めた、漆喰壁の復権。
漆喰(しっくい)の壁と言えばすぐに思い出すのが、お城や蔵。
外敵から財産や命を守るため、火に強い漆喰が使われたのです。しかし、桃山時代以前、漆喰は高価なものでした。なぜなら、割れにくくするためのつなぎに、高価な米で作ったのりを使用していたからだと推測されます。
その後、安価な海藻のりの発見があり、漆喰壁は築城ブームとともに発展を遂げますが、昭和の高度成長に伴い、新建材やビニールクロスなどの工業製品に押されて、すっかり衰退してしまいました。